Roseキャンドルを作る際心がけているのは自然であること
けれど決してRoseには捕らわれないこと
そして手にしてくださる方が少しでも微笑んで幸せになってくれること。
それを願い一つ一つ作っています。

分かりにくいですよね😅

けれど、毎回そんな感覚で制作しています。

Rose Candle
2019年のRoseキャンドル

自然であるとはどういうことか?

私が思う自然とは山や野原で咲くままの様子ということです。

蕾の頃は黄緑色だった花びらの色が成長と共にピンクに色づく様に
ピンク色もさらに進むと白くなる様に
ピンクの薔薇といっても多色であることがあります。

また、花びら全てが完璧な形に整っているとは限らないこともよくありますよね。
花びらが切れたり欠けたり、
1枚ぐらいそっくり返るのを忘れまっすぐまっすぐ上に伸びたい花びらがいたり、
成長するほどに外側の花びらが大きくめくれ今にも落ちそうになっていたりする。

当然花びらを触れば動きます。
どうしてもその位置に居たいという間があります。
花びら同志の間合い、余白、自由度
そんなものに美を感じるので
花びらを付け足していくときには間合いを大切にしています。


違いがある 余白がある 個性がある



薔薇というと完成された花の塊を指しますが
それを構成する花びらだけでも薔薇と分かります。
けれど一枚一枚の花びらが全て同じではなく
それぞれに個性があり
多少の違いを許されながら
その子ならではの魅力的な薔薇になっています。

そんなエッセンスを取り入れたいと思っています。

なので薔薇の超絶綺麗な形を模写することに
注力するのではなく
この花の次の花びらにはどんな個性があるのか?
どんなふうに咲きたいのか?
色は?
形は?
そんなことを一枚一枚と対話しながら制作しています。

完璧ではない完成度を求めて



だから
自然な薔薇を心掛けるけれど
薔薇ではない。
完成しているけれどどこか不完全である薔薇

薔薇を作ろうと最初の1枚から始めますが
完成すると薔薇の要素もある様だけれど
芍薬であり
椿であり
見る方によりいろんな捉え方をしてもらえる”花”になっています。

花にはなっているよね!? 😅

完璧な薔薇である必要はないんです。
それが自然だと思うから。


これって人にも当てはまると思いませんか?

目指すはエアリー感

薔薇の花って、芍薬もそうだけど、花びらがぎゅーっとしているものが多いのですが私が好きなのは風に揺られ踊るのが好きそうなエアリー感

なので壊れやすいのが難点😭

配送でオーダー下さる時には少しでも壊れにくい様に
芍薬風に密に重ね丸く作っていきますが
そうでなければ基本は自由に空間を作っていきます。

そしてもう一つの難点は燃焼時間がどうしても短くなること。
空間が多いからなの。
あくまでも蝋の量と芯の太さで燃焼時間が決まるから。

長時間楽しみたい方には本当に申し訳ありません🙇