Roseキャンドルが生まれるまで
キャンドルを作ることについて考えるとき、
いつも「灯り」という存在の不思議さを感じます。
火を灯すと、
その小さな炎は空間をやさしく照らし、
時間の流れまでゆっくりと変えてしまうように感じます。
そんな灯りの魅力に惹かれて、
私はキャンドルを作り始めました。
Japan Expo Paris での試み
2019年、
フランスで開催された Japan Expo Paris に出展する機会をいただきました。
そのとき、
新しいキャンドルとして試作したのが
花の形をしたキャンドルでした。
それが、
Roseキャンドルのはじまりです。
当時はまだ試作のような形で、
イベントで反応を見てみたいという気持ちもありました。
そしてこのとき初めて、
蜜蝋(みつろう)を使ったキャンドルを制作しました。
蜜蝋の柔らかい光と、
自然素材ならではの温かさは、
それまで作っていたキャンドルとは
まったく違う魅力を持っていました。


帰国後にかけられた言葉
Japan Expoから帰国したあと、
ある友人に言われた言葉があります。
「Roseキャンドル良いから続けてね」
その言葉が、
ずっと心に残りました。
それまで私は、
キャンドルを作品として作っていましたが、
そのときふと、
一人ひとりの内側にある輝きを、
花の形のキャンドルとして表現できるのではないか
と思うようになりました。
花というかたち
キャンドルを作るとき、
同じ形のものは二つとしてありません。
花びらの開き方も、
重なり方も、
すべてが少しずつ違います。
ときには
つぼみのように静かな形になったり、
大きく開く花のようになったり、
それぞれのキャンドルが
それぞれの表情を持っています。
その姿は、
人の個性のようでもあります。


Roseキャンドル
こうして生まれたのが
Roseキャンドルです。
花の形をしたキャンドルは、
ただ灯りをともすだけではなく、
その人の時間を
少しやさしく照らしてくれる存在であればと願っています。
ひとつひとつ手作業で、
花びらを重ねながら制作しています。
同じものは二つとない
小さな灯りです。
▶︎ Rose Candle は、この歩みの中で生まれた
La bougie de Rieco を象徴するキャンドルです。